水深23cm、保育所プールで3歳女児溺れ重体

23日午後4時40分頃、茨城県五霞町冬木の認可外保育所「東関東子育てサポートセンター」から、家庭用プールで遊んでいた子どもが溺れたと119番があった。

 埼玉県久喜市の女児(3)が救急車で病院に搬送されたが、意識不明の重体。

 茨城県警境署の発表によると、女児は午後4時半頃から、ほかの園児と離れ、保育所のベランダに置かれたプール(縦135センチ、横100センチ)で遊び始めた。女性職員(31)が付き添っていたが、別の園児の保護者の応対のため約5分間そばを離れ、戻ってくると、プール内であおむけに浮かんでいたという。水深は23・5センチだった。

 保育所には当時、ほかに職員2人と園児十数人がいたが、いずれも庭で遊んでいたという。同署で詳しい状況を調べている厚生労働省は24日、2012年の認知症高齢者が推計で305万人に上ると発表した。65歳以上人口の約10%を占める。従来の予想を上回るペースの増加で、20年には400万人を超える見通しだ。
 厚労省によると、03年時点での予想は10年で208万人、15年で250万人、20年で289万人だった同省は認知症高齢者が当初の予想を上回った原因について(1)介護保険制度が普及し調査対象者が増えた(2)高齢者の寿命が延びた(3)病院で受診する高齢者が増えた―などと分析している。
 しかし、10年9月の要介護認定に関するデータを基に推計し直した結果、10年ですでに280万人と予想の1.35倍となっていたことが判明。15年で345万人、20年で410万人、25年で470万人に達するという